自家歯牙移植は主に、奥歯が抜けてしまったところに親知らずを移植します。
そのため、移植に使用可能な健康な8番(親知らず)が生えていることが、移植の最低条件です。
場合によっては親知らず以外の歯を移植歯として用いることもありますが、親知らず以外の歯を移植する場合には一切保険は利きません。
また、親知らずを移植する場合でも保険適用となるためには、抜歯したその日のうちに親知らずの移植を行う必要があります。
歯牙移植は全ての歯科医院で行われているわけではありませんので、歯牙移植について検討をされるのであれば、普段から歯牙移植を行っている歯科医院を探して相談する必要があります。
保険適用の場合と。
保険外の場合があります。お問合せください。
移植をした歯には、多くの場合クラウン(かぶせものの歯)をかぶせることになるので、クラウンの費用が別途かかってきます。
保険適用のためには様々な条件があるので、特に成人の場合には保険が適用出来ることはまれだと思います。ただ、歯科医院側の考え方によっては保険適用が可能となる場合もありますので、詳しくは歯科医院側にお問い合わせ下さい。
メリット |
デメリット |
- ブリッジのように、健康な歯を削る必要がない。
- 良い噛み合わせを作りやすい。
- 他の治療法と比べると治療費が比較的安く、保険適応となることもある。
保険適応となる可能性があるのは、親知らずを移植する場合のみです。
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- 条件に合った健康な親知らず、または移植歯が必要。
- 予後が不安定。(平均で5~10年程度)
これはあくまでも平均なので、2年でダメになることもあれば20年持つ場合もあります。
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約5~10週間。
※親知らずを移植後、数週間固定する必要があります。